「流転のグリマルシェ」紹介

ぶるくろさんへのインタビュー記事を公開して程なく、フローズンSさん(副管理人)から「『グリマルシェ』の記事、Rさん書いてみませんか?」と問いかけられた。定期更新型ゲームではないものの、定期ゲ界隈を含めた創作系界隈で話題になっており、気になっているという。そもそも、この時まで「グリマルシェ」のことは知らなかったが、折角なので、記事を書くことにした。

「流転のグリマルシェ」はAndroid/iOSで配信されているスマートフォン向けのRPG。昨年12月25日に最初のバージョンがリリースされ、1月17日にデータがリセットされた状態で再リリースされた。世界観は王道ファンタジーで、舞台となる「グリマルシェ大陸」で冒険者として様々なクエストに挑み、モンスターと戦う。定期更新型ゲームと同様、自分でアップロードしたイラストをプロフィール画像やカットインに使用でき、スキル使用時のセリフの設定が可能。設定する創作イラストを持っていなくても、公式で提供されているキャラクター作成ツールを用いてアバターを作成することが可能だ。

キャラクターのレベルが上がるごとに好きなステータスを伸ばすことができ、習得しているスキルを4つまで設定する。戦闘では自身の他に3人のキャラクターを呼び出すことができる。自身がフォローしているキャラクターで好きなパーティを組むことができる点は「タワムレガキ」や「LastOrder#A」と似ている。
スキルの習得には設計図と素材アイテムが必要となるため、目当てのアイテムが出るクエストを周回しながら、レベル上げをすることになる。スタミナ制をとっているが、序盤ではスタミナが尽きることはなく、ひたすらクエストに挑み続けることができた。また、戦闘が自動な上、相性の良い組み合わせのスキルを持つキャラクターを呼び出したり、単純に自身よりも格段に強いキャラクターを呼び出すことができるため、素材集めのためのクエストの周回は容易である(ただし、ドロップ運は必要)。

「創作系界隈で話題になっている」とのことだが、このゲームの醍醐味は創作キャラクターとパーティを組むことができ、カットインとセリフを楽しめるところにある。画像のアップロードは1000*1000ピクセルまでの1枚のみに限られているが、シチュエーションごとに拡大縮小・トリミングをすることができる。


残念ながら、現在のところプロフィール画像やカットインは共通の1枚しか設定できないため、表情の変化やスキルごとの演出の変更は楽しむことができない。この点は複数のアイコンやカットインが設定できる、多くの定期更新型ゲームの方が自由度が高い。一応、1000*1000の中に複数の画像を入れることで、トリミング位置を変更することによってプロフィール画像、戦闘画面でのバストアップ画像、カットイン画像は別々の画像を使うことが可能ではある。なお、スキル毎に枠の色や決めゼリフは変更可能だが、カットイン画像は共通のものになる。

一方で、グリマルシェの戦闘画面は、パーティメンバーのバストアップイラストが並ぶもので、定期更新型ゲーム界隈ではなかなか見られないものだろう。また、この記事を書いている時点では、Daisukeするのが流行っており、Daisukeしているキャラクターイラストが並ぶと、なかなかインパクトがある。スクリーンショットでお示しできないのが残念。「おまかせ」でランダムに選ばれたメンバーからパーティを組む場合でも、Daisukeしている人を選べば積極的に参加していることが分かるというメリットも感じた。今後も「流行り」によって、新しいイラストを描くモチベーションが生まれたり、お気に入りのキャラクターの新しいイラストが見られたりすることが期待できる。

交流要素としてはなりきり推奨で全体公開の「トーク」があるのみ。公式でも「様々なキャラクターが好き勝手に話している空間です。」とあるように、話題は自由。攻略情報・雑談が入り混じっているが、秩序が保たれているように見える。トークやフォローから飛べるプロフィール文章をしっかり書いている人も多く、目を惹いたキャラクターを見て回るのも楽しいのは、定期更新型ゲームと共通した面白さだ。

「TALK」のサンプル。Twitterのように、特定のやり取りだけを表示することもできる。画像は「流転のグリマルシェ」プレスリリースより © atStage Inc.

その他、定期更新型ゲームと比較したときの特長としては、スマホゲームらしく、格好良い音楽や効果音を楽しむことができる。特に戦闘曲はかなり格好良い!「ドブネズミ達のハローワールド」「ゴールデンロア」のような戦闘結果を再生するタイプのゲームでは前例があるものの、自身のキャラクターの活躍を耳でも楽しむことができる。

フローズンSさんからタイトルを聞いた時点ではまだ再リリースの準備中で、ダウンロードした時も期待は高くなかったのだけれど、ロード時間が短く、ほどほどの自由度があり、色々なキャラクターを呼び出して楽しむことは楽しく、他の有名スマートフォンRPGと遜色ない面白さだと感じている。改良できる点はごまんとあるが、それだけ良くなる余地があるということであり、キャラ絵を描くか、描いてもらうかしつつ、これからも楽しめればと思っている。

■『流転のグリマルシェ』
【公式サイト】https://gurimaruche.stage.jp/
対応端末:iOS 9.0以降/Android4.4以降
価格:無料(ゲーム内課金あり)
【App Storeダウンロードページ】
https://itunes.apple.com/jp/app/id1445823501
【GooglePlayダウンロードページ】
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.stage.game.cutinbattle