「NPO法人日本PBMアーカイブス」が発足

大規模商業PBM(プレイ・バイ・メール)の保存記録を行うNPO法人「日本PBMアーカイブス」が発足(※2021年1月1日現在申請中)した。ウェブサイトは2020年12月31日に公開された。

「Rの手記」の読者の方であればPBMを遊んだことが無くても、どんなものかはご存じなのではないかと思うが、PBW(プレイ・バイ・ウェブ)やPBC(プレイ・バイ・チャット)の前身で、郵便を使って定期更新型ゲームで言う「継続登録」を行うゲームだ(定期更新型ゲームはPBWの1ジャンルである)。

PBMを知らず、興味があるのであれば、電ファミニコゲーマーの記事にPBMを知らない人にも分かるようにという趣旨で、多くの資料写真と共に当時の模様について詳しく書かれた記事があるので、読むことをお勧めする。

賛同者(発起人)のひとり、中津宗一郎氏(遊演体/ホビー・データ/M2)のツイート。

「Rの手記」管理人はPBMは未プレイだが、数百~数千人のプレイヤーがオリジナルキャラクターで参加し、非同期でありながら、結果と結果の間にPL間で出来る事があるところがよく似ていると思う。当時のプレイヤーに話を聞くと、ほかのプレイヤーと電話や(今で言う)オフ会で情報交換をすることもあり、締切に間に合わせるためにハガキを速達で送ることもあったという。FAXやインターネット(パソコン通信)が普及していない時代、紙面で住所や電話番号(※家の固定電話)のやり取りをしていたというのだから、時代を感じる。

1タイトルで数千人というと、そこまで人口は多くないように感じられるが、人生で2回、定期ゲプレイヤーではない年長の方に、定期ゲのことを「蓬莱学園(PBM)をウェブブラウザで遊ぶゲーム」と説明して理解を得たことがある。

PBM以降の文化(PBeM、PBC、PBW等)とPBMのアーカイブで大きく異なるのは、PBMにはハガキや冊子などの「物品」が多く存在することだろう。今後、協力者の募集やクラウドファンディングの実施等も視野に入れているそうである。電子化や収蔵方法等が当面の課題となりそうだが、当時の資料がどのような形でアーカイブされていくのか、経過を見守っていきたい。

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アイキャッチ画像素材:Re:vre