PBW運営「アルパカコネクト」月1更新・PBMライクな新作「ホワイトレター」を発表

雑感

定期更新型ゲームやAP制ゲームは、(能力値はともかく)キャラクター設定に非常に高い自由度を持つ反面、ゲーム面でもロールプレイにおいても活躍はプレイヤースキルに依存する。時間の流れ方が異なる点以外は、TRPGに近い。プレイヤー自身がキャラクターを動かす割合が大きく、また自分自身でイラストをつけることができる。イラストについてはお金を払って描いてもらうことが、TRPGでも定期ゲでも以前に比べて一般的になったと思うけれども、「自分で用意する」という点は変わらない。

「Rの手記」管理人は最近のPBWは遊んでいないため想像になってしまうが、リアルマネーは必要になってしまうが、運営により一定のクオリティが担保された状態で、クリエイターに自分のキャラクターをノベルやイラストの形で描写してもらえる。ロールプレイがしたい場合には、コミュニティ等で話をすることもできる。でも、公式サイト上でイラストをアップロードすることはできない。PBMもGMに結果を「書いてもらう」という面が大きく、PBWはそのまっすぐな進化形であるように思う。

だからといって、PBWプレイヤーの文章スキルにキャラクターの行動が依存しないかというと、そういうわけでもない。「Rの手記」管理人はPBWにおける行動宣言「プレイング」の記入が苦手で……自由に記述するとなると想像力が足りず戸惑い、面白いことを書こうとすると気恥ずかしく、「どんな風に」を描写しようとすると語彙がなく行き詰まる。参加しているのは現在更新が止まってしまっている「記銘駆動型閉鎖庭園デイドリーム・ミストピア」ぐらいだ(ミストピアはすごく楽しいので再開を首を長くして待っています)。

でも、「いくらかかるのか」というのが最も気がかりだが、場合によっては参加してみようかな~ぐらいの気持ちになっている。結局誰かと仲良くしたり、何かを成そうと思うと、割く時間は月1どころの話ではないのはどのゲームにも言えることなのだが……。前向きに考えているのは「当時参加できなかった読者参加型ゲームへの憧れ」と、「定期更新型」という言葉が使われていることである。

令和に入り、株式会社フロンティアワークスが運営する商業PBW「クリエイティブRPG」では2020年には「新クレギオン」(クレギオン)、今年2022年には「新約カルディネアの神竜」(カルディネアの神竜)と、PBM作品をルーツとするPBWを発表・運営してきた。こちらはあくまで舞台を踏襲するのみで現代のPBWではあるが、2020年代に入り、PBMに再び目が向けられているように感じる。