- フレッシュな感想を求めて
- 提示価格は6,000円
- プロジェクト、始動
- 公募企画の可能性
フレッシュな感想を求めて
外部ライターさんに「フォグストラクト・ワン」についての記事を執筆いただくことを7月7日(木)の夜に思いつき、7月8日(金)にリクエストをSKIMAに掲載した。
定期更新型ゲームについての記事を定期ゲコミュニティの外側にいるライターさんに書いてもらったり、より広くゲーマーが読む媒体に掲載してもらいたいということはこれまでも何度か考えていた。
記事を依頼する目的は大きく分けて2つ。
- これまでリーチできていない潜在層に定期ゲを知ってもらう、遊んでもらう
- 定期ゲのコミュニティの中に既にいる人では気がつかない、現在の定期ゲの良い点・改善点の気付きを得る
ただ、1を目的にするには時期尚早(例えばこの秋冬の新作ラッシュの頃が良さそう)なので、まずは「定期ゲ未経験者のフレッシュな感想が聞きたい」という点に目的を絞ることにした。
しかし、定期ゲは「数時間遊んでもらって感想を書いて貰う」ようなことは難しく、請け負う側の負担が大きい。短期開催のゲームであっても、2週間程度拘束することになる。(AP制ゲームの途中参加であれば、もう少し敷居は下がるかもしれない。)
定期ゲでもAP制ゲームでもないが、定期ゲ「零錆戦線」のシステムを活かしている「フォグストラクト・ワン」はメインとなる大会は3日間の開催で、なかなか他にこうした短期開催の機会もないため、7月末に向けて、記事執筆を依頼できる人を探すことにした。
依頼できそうなライターさんにメッセージを送ることも検討したが、制約条件や、ライターとしての力量以外に求めるものが多いので、条件を読んでくれた上で受けてくる人を公募することにした。
この「お願い事項」を書いているうちに、今回求めているのは「ブログ記事」という体裁の「新鮮な感想」だと気付いた。最初からそう書いているといえばそうなのだが、探しているのは「上手い文章が書ける人」ではなく「ゲームをちゃんと遊んでくれて、生の感想を書いてくれる人」で、テストプレイヤーの募集ならともかく、ブログ記事でそういった趣旨の依頼はあまり無いかもしれない。
応募は少なくて良い(基本的に1件しか採用できないので、応募の手間をかけてもらうのも申し訳ない)が、理解の行き違いを避けるために、面倒くさそうな印象を与えることを承知の上で、たくさんの条件とお願い事項を記載した。
実際の依頼文については次ページに掲載している。
SKIMAはイラストの取引が盛んなプラットフォームで、ブログ記事の依頼であれば、より多くのライターさんが在籍しているだろう
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
といったサイトで募集する方が適当だろう。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」は業者が仕事の依頼をする場所というイメージがあり、今回の依頼のために新規登録する気になれなかったため除外した。このサイトがビジネス寄りっぽい印象になってしまう感じがして……。
「ココナラ」で募集したり、ライターさんに直接依頼することも考えてはいた。ただSKIMAでも同じことができるので、「Rの手記」として取引実績があるこちらでまず募集してみようと思った。
提示価格は6,000円
ゲームに関するブログ記事は1文字1円前後が相場。2,000文字だと2,000円ということになる。
しかし、通常ブログ記事はアフィリエイトだったり、アクセス数だったりが目的になるが、今回の記事の目的はそうではない。記事を書くのに参考になるような前例となる記事や攻略サイトもほとんど無く、普段からブログ向けの記事……特に単価が安く、数をたくさん書かなくてはいけないような仕事に慣れている人にとっては、やりづらい内容の内容だと思う。
1時間の対価を2,000円として、プレイ時間30分を3日(エントリー開始後の各日プレイを条件としているため)、執筆1時間で2,000円、手数料を運営に引かれる分を踏まえて1,000円追加で合計6,000円での依頼とさせていただいた。
SKIMAでは、提案を採用して支払いを行う際に、コミッションやキャラ購入と同様に「クーポン」が使用できる。1,000円クーポンを持っていたので、報酬としての支払いは5,000円になった。
この他に、リクエスト一覧の上位に表示される「注目オプション」を追加しており、運営に対して2,200円を支払っている。オプションをつけなければ、リクエストを掲載する時点では費用は発生しない。
プロジェクト、始動
記事執筆については「プロジェクト形式」での「リクエスト」で提案を募集した。これはリクエスト内容に対応できるクリエイターからの提案を集めて、取引を行うクリエイターを採用する方式。完成品を「コンペ形式」で募集できるイラストと異なり、ブログ記事の場合は必然的にこの採用してから記事を執筆してもらう「プロジェクト形式」での募集になる。
プロジェクト、何だか大きなモノが動き出しそうな感じがして、ちょっと物々しいなと思ったりもした。
折角「注目オプション」の効果で上の方に出続けるので、しばらく掲示し続けたくもなってしまったのだが、提案をいただけたので、予定よりも前倒しして7月16日(土)に提案採用を行い、募集終了した。
応募してくださった方は、SKIMAではイラストの依頼を募集をされている方。提案時には驚いたものの、自分で絵を描いて参加できる人が適任であり、ブログを書き慣れている人をターゲットにする必要は無かったのだから、そもそもイラストレーターさんに向けて募集するべきだったのかもしれないし、イラストを描ける方が手を挙げてくれて良かったと思う。
公募企画の可能性
記事を書いてくれる方を募集するというリクエストを出したことで、感想や記事以外にも得られるものがありそうだということが分かった。
- 「注目オプション」付の募集自体が「広告」になり得そう。
- 応募を考えた人はサイトにアクセスしてくれるだろう。
- ただし、宣伝を目的とした商品を出品する行為は禁止。
- イラストコンテストやイラストコンペも、未プレイ層に対する作品の宣伝になりそう。
- だから企業は盛んにイラコンをしているのか……。
- 公式に誘導するようなツイートをしやすくする形で、宣伝につなげられそう。
提案採用以降の気付きについては、無事に記事が掲載できたら書こうと思う。まずは今回の依頼を完了し、記事の公開を行うことに注力するが、新しい定期ゲプレイヤーに向けて何ができるのか、今後も考えを試したい。