10月31日(木)から11月4日(月)にかけて、アクセサリー作家・彫刻家のCinq Sixさんの個展『チャーム展《Comptez cinq, six》』が三軒茶屋*cafe&gallery LUPOPO*で行われます。
6月に行われたCinq Sixさんの『指環展』、そして今秋の個展でも行われる「56個の石から好きなものを選べる」フルオーダー企画がとても楽しかったので、その感想の記事です。

- 個展『指環展《Comptez cinq, six》』の感想
- 「56個の石から好きなものを選べる」フルオーダー企画
個展『指環展《Comptez cinq, six》』の感想
会場のLUPOPOさんは、三軒茶屋の駅から徒歩3分の立地。アクセスに掲載されている駅からのアクセスを紹介する動画を参考に向かえば、迷うことなくたどり着くことができます。

店舗にたどり着いてから、緊張でなかなか入れなかったので、背中を押してくれる同行者がいると良いかもしれません(自分の場合はいましたが、それでもなかなか入れなかった)。
会場内にはCinq Sixさん(十戸さん)がいらっしゃいましたので、ご挨拶をして、作品を拝見させていただきました。
棚や机には、本当にたくさんの指環たちが!最初は触れるのも恐れ多いと感じていましたが、いざ付けてみると印象が異なるというか、身に付けてられているとより美しく感じられました。動きにより多角度で見られるからとか、光の入り具合が変わるからとか、色々理由は考えられるかと思いますが、置物ではなく身に付けるアクセサリーとして創られているから、というのが1番の理由なのかなと思いました。
他の人が身に付けているのを鑑賞できますし、号数が合わないと付けられないこともあり、同行者がいると、より楽しめると思います。指環は1点物ですし自分の指のサイズで入る指環の中で更に気に入る物は限られている(無い)のではないかとも思っていたのですが、サイズ展開が豊富で、お財布(予算)の方が全然間に合わないため杞憂でした。

Cinq Sixさんの作品を身に付けて来場されている方も多く、X(Twitter)で作品を投稿されていてどなたか把握できる(想像がつく)方もいらっしゃったので、不審者覚悟でお声掛けさせていただいても良かったのかなと思いました。
同行者とは互いのCinq Sixさんの作品と一緒に撮影会をして楽しみました。自分はお迎えしたCinq Sixさんの作品を他の方にも見ていただいたり付けていただいたりして欲しいので、そういった輪を広げられるのかもしれないと思いました(自分で独占したいという方もいらっしゃるとは思いますが)。

石の持ち込みの相談(自分が所持している裸石(ルース)をオリジナルアクセサリーにしていただけるか)も乗っていただけるので、Cinq Sixさん側で用意された石ではなく、自分で持ち込んだ石でのオリジナルアクセサリー作りを検討されている方も、直接お話しできる良い機会だと思います。
定期更新型ゲームのプレイヤーさんでもあるCinq Sixさんは、世界観・作品やキャラクターのイメージでのオリジナルのアクセサリーの制作も受け付けられています。一次創作や、オリジナルキャラクターのイメージで、世界に二つとないアクセサリーという、かけがえのない宝物を制作していただくことができます。オーダー案内 受注制作《セミオーダー・フルオーダーアクセサリー》のページなどをご参考ください。
個展で実物の作品を見ておくことで、フルオーダーの際にも「●●という作品のこの要素を取り入れて欲しい」といった伝え方ができるので、認識が合わせやすくなるかと思います。
6月の個展(指環展)の内容については、会場のLUPOPO Cafeさんのブログ記事も是非ご参考ください。
「56個の石から好きなものを選べる」フルオーダー企画
Cinq Sixさんで用意された石から選び、アクセサリーを依頼できる企画です。フルオーダー自体は先述のようにウェブ(Creema)でも受け付けられているので、会場企画としてのメリットをお伝えします。
56個の石は実物と、紙のカタログで見ることができます。石の実物があればカタログはいらないのでは?と思うかもしれませんが、石にまつわるエピソードや、指環に仕立てるのに係るお値段が記載されていて、相補的になっています。Cinq Sixさんがお取り込み中でなければ、カタログ以上の情報も色々とうかがうことができます。
なかなか決められず、LUPOPOさんで紅茶とケーキをいただきながら悩んだ後、ペリドットを選んで制作を依頼しました。
個展で多くの指環が展示されているので、説明が苦手な人でも「この指環みたいな感じで……」と実物を見ながら伝えることができます。
自分の場合は展示されていた《月を夢見る》という作品がとても好みだったのですが、サイズが合わなかったこともあり、石は異なりますが、《月を夢見る》と似た感じにして欲しいということでお願いさせていただきました。
6月のケースですが、会場でオーダーした作品の制作過程はXのポストで公開され、オーダーしてから作品が届くまでの直接のやり取りは原則発生しません。ソワソワ、ワクワクしながら待つだけです。個別連絡はありませんが、Xで状況は発信されていますので、そちらを参考にすることができます。
自分の場合は8月末に受け取りましたが、作業の状況は前後し、受け取りまでの期間には幅がありますので、ひとつの目安として受け止めていただければと思います。


指環(作品)になると、石を単体で見ていた時とは印象がだいぶ変わります。金、銀、真鍮とともに作品に仕上げられ、その要に据えられることで、小さな可愛らしい存在から、大きな存在感を持つようになり、付けると魔法防御力が上がりそうな気持ちになります。
光の加減によって表情が変わる様子を、裸石(ルース)のときと比べて容易に楽しむことができます。また、外出中に手元に視線を落としたときに、気に入っているアクセサリーがある生活はとても良いものだと感じています。
指環にする石はそれほど大きいものではないので、じっくり見ても詳細に見るというよりはフィーリングで選んでいるのですが(ルーペも持ってはいたのですが、使いませんでした)、56個の石というのはなかなか絶妙で、印象に残る石がいくつも出てきます。後にCinq Sixさんが作品作りの過程や完成品をポストされたときや、その作品を受け取った人が写真をポストされたときに、「あの時に見た石だ!」と嬉しくなります。
是非多くの方にこの体験をしていただければと思います。
Cinq Sixさんのサイト: https://cinq_six.shop-inframe.jp/
Xアカウント: @Cinq_Six56
10月31日(木)から11月4日(月)にかけて、Cinq Sixさんの個展『チャーム展《Comptez cinq, six》』が三軒茶屋cafe&gallery LUPOPOで行われます。