株式会社サクセスは12月27日、オリジナルキャラクター創造RPG『バースセイバー』のiOS版を制作中であり、2025年初頭には具体的なお知らせができそうな段階にあることを発表した。リリース予定も2025年初頭となっている。
PC版(ブラウザゲーム)は2021年8月から運営を開始、Android版の『バースセイバーLIMITED』は2022年10月から配信を開始している。
ゲーム概要
『バースセイバー』は、自分のオリジナルキャラクターで遊べるRPG。
プレイヤーは部隊長となり、オリジナルキャラクターや、スカウト(ガチャ)で入手するネームドキャラクター(NPC)、他のプレイヤーのオリジナルキャラクター達を部隊に迎えて、ストーリーやイベントを進めていく。
オリジナルキャラクターのイラストのアップロード、セリフの設定、ボイスの設定等に対応している。イラストは立ち絵やカットイン、アイコン等を設定可能で、エフェクトを追加することもできる。
『バースセイバー』でプレイヤーとキャラクターが所属する組織「ダーザイン」は、様々な並行世界から特殊能力を持つ者達が集うという設定で、どんな世界観のオリキャラでも受け入れられる設定になっている。
ブラウザ版はWindowsのみが推奨環境で、Macは対応していない。Android版の『バースセイバー LIMITED』では、ボイス再生とBBSに機能制限があるが、ほぼブラウザ版と機能は変わりなく遊ぶことができ、PCブラウザ版(サクセス版)のIDとパスワードを入力すれば、同じデータで遊ぶことができる。
これからリリースされるiOS版も、PCブラウザ版(サクセス公式)とデータ連係が可能な他、機能等はAndroidアプリ版と同一となる予定とのこと。詳細については後日改めて案内が行われる。
「バースセイバー」の特徴と感想
「バースセイバー」は3分に1回復する「行動P」を消費して行動する。AP型ゲームに分類できる。多くのソシャゲ同様、行動Pの回復アイテムを有償でも入手でき、強化アイテム、スカウト(ガチャ)等の要素により、課金で強くなるタイプのゲームだ。
キャラクター表現という観点では、無課金でもオリジナルキャラクターにイラストやセリフ、ボイス、エフェクトを付けることには支障はない。ボイスはスカウトで入手したキャラクターから選択して継承させることになるが、汎用的なボイスはモブキャラが所持しているため、イメージが合う声優さんがいれば、無償スカウトでもボイスは集められるのではないかと思う。ボイスはPC版限定の機能となっている。
待機画面(ベース画面)でのイラスト、セリフ、ボイス等も設定できるため、自分のキャラクターや、他人のキャラクターに帰還を労ってもらったり、通知のお知らせをしてもらうことができる。部隊に登録できるオリジナルキャラクターの数も多い。1回の戦闘には、最大10名のオリジナルキャラクター達を参戦させることができる。
出身世界や属性と戦闘ステージの相性もあるため、仲間の出身世界はファンタジー、SF、現代等の出身世界を揃え、多様な属性のキャラクターが在籍している方が、ゲームを進めやすくなっている。さまざまな背景の、多くのキャラクターに自分の部隊にゲストとして協力してもらうことで、有利にゲームを進められる。
戦闘のテンポはあまり良くなく、時間もかかる。自動周回機能はあるものの、オリジナルキャラクターの活躍を眺めたい等の理由が無ければ、かなり作業感がある(2回目以降はバトルをスキップできるアイテムもある)。また、Lv100を超えると成長が鈍化する。
登録したオリキャラはシナリオに絡むことは無いが、プレイヤーには話を振ってくれる。プレイヤーは喋ることはないが、ときどき「はい」「いいえ」といった選択肢を選ぶことがある。
手軽に「うちのこ」や「よそのこ」をソシャゲに出演させることができ、素敵な「よそのこ」のキャラクターにもたくさん出会えるという点では、お勧めできるゲームだ。
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