『Colorful OneRoom 2期』ゲーム期間終了、交流は5日24時まで

『Colorful OneRoom 2期』の14日間のゲーム期間が終了した。今期のゲーム期間は11月19日(土)22時から12月2日(金)22時までだった。12月5日(月)の24時までは15日目としてチャット発言、たからものアクション等が可能で、15日目の終了時に最後の日記が更新される。

14日目の更新結果は、思い出した色の数で分岐している。

終了期間以降は、12月30日頃まではマップ移動とキャラ設定の変更のみ行える状態となり、その後の処理は未定。「基本的にサイトにアクセスできなくなるものと思ってください」とのこと。

『Colorful OneRoom』について

『Colorful OneRoom』(通称『カラフワ』)は毎日更新の定期更新型ゲーム。

参加キャラクターは色についての記憶を失い、少女「テーラ」の心象世界で街を散策し、全16色の色を集める。色は「たからもの」という形で表現され、1日目のはじまりに、自分の一番大切な色の「たからもの」を1つ手に入れる。

2週間のゲーム期間の間は、毎日更新が行われ、「たからもの」によって染められた色に応じて、その地点に滞在している参加者は色の記憶を取り戻していく。また、他の参加者との「たからもの」の交換によっても色を取り戻すことができる。なお、その場で最も多くアクションが行われた「たからもの」の色が、その地点の「色」としてリアルタイムで反映される。

なお、「色を失っている」という状態はシステム的に制限を受けるものではなく、ロールプレイでの表現を楽しむものとなっている。

1期は2月に開催された。ゲームの概要は『Colorful OneRoom』公式サイトや、ゲームポータルサイト『The Clover Garden』『Colorful OneRoom』のページをご覧いただきたい。

2期での変更点への感想

個人的には、2期では1期に比べて、交流に時間をあまり割くことができなかったが、それでも毎日更新部分をはじめ、『カラフワ』の世界を楽しむことができた。前期からの変更点の一部を抜粋して、感想を述べたい。灰色背景部分は公式サイトの「お知らせ」からの抜粋(引用)となる。全てを網羅しているわけではなく、分類も適当なものであることは注意。

たからもの関連

・たからものの所持枠数が20個から50個に増えました。
・たからものに日記のような自由記述形式のお話を挿入して、他者に読ませる機能を追加しました。
・16個のマップをすべて入れ替えました。
・未獲得の色のたからものを受け取ったとき、1日に何回でも色を思い出せる(獲得)できるようにしました。
 その代わり、次に色を獲得するために受け取る要求回数がだんだん増えていくようにしました。
・たからものを作成するのに必要なポイントを20から5に引き下げました。
・たからものを他者へ共有するのに必要なポイントを3から1に引き下げました。
・自分のたからものを編集するリンクをたからもの情報内にも表示するようにしました。
・たからものが提示されたときにDiscord通知を行えるようにするとともに、その通知をON/OFFで切り替えられる設定を追加しました。(11/23)
・たからものアクションだけを高頻度で発言することをしにくくしました。(11/30)

たからものの所持枠数が大幅に緩和。「たからものを思い出にする」という葛藤も遊びとしては(苦しくて)楽しかったのだが、他のキャラクターから貰ったたからものは所持しておきたいし、共鳴チャットで話せなくなるというデメリットを考えると、50個に緩和されて良かった。今期は「エピソードを読む」機能が追加され、たからもののメイン画像以外にも、アイコンや装飾表現を使うことができるようになり、たからものの表現の幅が広がって、より素敵になったと感じた。たからものを作成・配布しやすくなったが、安売りしたくない人は作成しなければ良いだけなので、この変更も行動の幅が広がり、また、ゲームの難易度の緩和にも繋がって良かったと思う。

マップ関連

・16個のマップをすべて入れ替えました。
・たからものアクションを使用したとき、他者から受け取ったたからものでのみ、
 移動可能なマップ範囲が変化するようにしました。
・たからものアクションをするとき、現在のマップ移動範囲が変化するアクションである場合、
 確認メッセージが画面内に表示されるようにしました。
・マップを移動したとき、テーラがお話してくれるようになりました。(11/21)
・マップで現在位置に移動できない状態のとき、未知の色に染まっているという表示ではなく、
 現在位置の色がわからないというような表示に文言を変更しました。(11/29)
・現在滞在することができない(マップ移動ができない)場所では、たからものアクションができないようにしました。(11/30)

マップの地名が全て変更になったのはすごく嬉しかった。前期の各地点には思い入れがあり、ある意味「色」が付いてしまっていたので、キャラクターが変わっても、プレイヤーが思い出や記憶に引きずられてしまっていたと思う。地名が変わったことでまっさらな気持ちで街を探索することができた。

マップを移動したときにテーラが話をしてくれるのは、reifierさんの『IDEA CRAFTERs』でアルケーが移動先やアクションの説明をしてくれるのと似ていて、四六時中案内役のキャラクターと一緒にいる印象になる。導入にあるように「テーラと一緒にこの世界を見て回る」という設定が強化された。恋愛ロールとかをしている最中だと気になったりするかも?

その他(抜粋)

・他者の被お気に入り数を画面に表示しないようにしました。
・チャットやプロフィール文などの一部の記述欄について、装飾文の挿入を補助するボタンを追加しました。
・更新時刻(日付が変わる時刻)を全体的に18時から22時へと変更しました。
・ロールプレイ傾向を選択してプロフィール欄に表示する機能を追加しました。
 (現状は、苦手・不得意なもののみ記載できます)
・ポータルサイト「The Clover Garden」からミュート対象を取り込む機能を追加しました。
・これまで「CP」と呼んでいたゲーム内ポイントを、「印象(ポイント)」に名称を変更しました。
・「キキョウ」色を「ハダ」色に変更しました。
・メインのタイムラインの名称を「中央広場」に変更し、疑似プレイス扱いにしました。
・全体チャットに表示されている発言について、アイコンやEno等を非表示にしました。
・チャット画面で「返信」タブを開いているとき、自分の発言をさらに除いて表示する「自分を除く」タブが出現するようにしました。(11/23)
・プロフィールページの最下部に、そのキャラクターの結果ページに移動するリンクを追加しました。(11/23)
・結果ページで、表示中の結果のキャラクターのプロフページへのリンクを追加しました。(11/23)
・チャット発言欄で、画像挿入とチョイスリストの装飾文の入力補助ボタンを追加しました。(11/23)
・更新の残り時間が一定時間を切ったとき、タイマーの色を強調するようにしました。(11/23)
・キャラ設定画面で、対象を指定して自分へのお気に入りを強制解除する機能を追加しました。(11/25)

全体的により便利になるとともに、苦手なもの・人と住み分けるための機能が強化された。苦手・不得意なロールプレイとして選択できる選択肢は以下。

  • 恋愛 性別の組み合わせ等を問わない恋愛交流全般
  • 性別不詳/逆転 プロフィールと異なる性別、性別の逆転、性別の曖昧化
  • キャラロスト キャラクターの死、殺害、消滅、恒久的な記憶喪失、リセット等の連続性が欠損する描写
  • メタ描写 絵文字、顔文字、スタンプ、メタ発言の多用、PL代理キャラ
  • 世界観の非遵守 環境操作、破壊、過剰な拡大解釈
  • 暴力/ホラー グロテスク、精神的恐怖、猟奇、自傷、自殺、身体の分離や欠損
  • ネット由来の文章表現 ネットミーム、”w”、”(笑)”、”草”など
  • プロフィールに詳細あり 

プロフィールの文章に苦手なものを列挙することや、キャラクターのプロフィールなのにPLの都合を書くことに抵抗がある人もいると思う。地雷を踏まないで貰えるように配慮して貰えることに加えて、これまでプロフィール等に書くことがなかった「わざわざ苦手と表明するほどのものではないけれど、その話題を避けられるなら嬉しい」ものをキャラクターのプロフィールと分離して、個人ページの最下部にさりげなく表明できるのが良いなと思った。

ヒサギGMのその他のゲームについて

『Colorful OneRoom』以外は以下のような予定になっている。

  • Clip Traveler:稼働中。今後『童話画廊』延期に伴い、アップデートを予定。
  • 童話画廊 -Fairytale Sketch-:2023年1月後半からの運営を予定。
  • Supernal Blue:2023年4月~5月あたりにテストプレイを実施、2023年夏頃に本開催を予定。
  • Stella Board:時期未定。

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