“支援特典”の定期更新型ゲーム「記銘駆動型閉鎖庭園デイドリーム・ミストピア」β版を実施

「記銘駆動型閉鎖庭園デイドリーム・ミストピア」(https://syspom.com/mystopia/)(以下、「記銘庭園」)を定期更新型ネットゲームリンク集に追加した。7月24日現在、β版プレイヤー募集は一旦終了している。

「デイドリーム・ミストピア」起動画面
「記銘駆動型閉鎖庭園デイドリーム・ミストピア」を起動した際の画面。

公式サイトに記載のジャンル名は「閉ざされた巨大地下庭園世界を生き抜く幻想SF系オンラインTRPG×プレイバイウェブ」。

プレイバイウェブ(PBW)では、運営から提示されたシナリオに対して、プレイヤーは参加を表明し行動を提示。運営側は、行動結果をシナリオライターによる文章(小説)として提供する。現在、多くのPBWが商業的に運営されているが、所属しているイラストレーターにイラストを発注するシステムになっていて、プロのライターやイラストレーターの手によって、自分のキャラクターが活躍するのを楽しむ仕組みになっている。

これまでのPBWではWebブラウザやメールを通じて結果を見たり、行動を表明していたのに対し、「記銘庭園」ではWindows用のソフトウェアをダウンロードして、その中でゲームを楽しむ。過去にもゲームクライアント経由で楽しむ定期更新型ネットゲームがあったが、シナリオ文章を重視するPBWである「記銘庭園」は、ノベルゲームに印象が近い。

最初のシナリオの行動を『記銘』する。決められた文字数以内で行動や台詞を自由に入力できる。
ノベルゲームの要領でシナリオを読み進めていく。
通常より「劣る」能力を持ったキャラクターメイキングも可能。
その場合、キャラクターロスト(死亡)の可能性もほのめかされている。
キャラクターメイキングの一部分。自由入力も、選択肢から選ぶことも可能。

キャラクター画像は「プレイヤーによるアップロード」と「GMへのリクエスト」の2つが後日実装されるとのこと。この点は画像の持ち込みができない商業PBWと異なり、TRPGや定期更新型ネットゲームに近い。また、二次創作やゲーム画面のスクリーンショットの利用も自由だ。

「記銘庭園」はGMの北街かな(@syspom) さん(企画・脚本・グラフィック・ゲームシステム・GM)と、少年D(@called_D)さん(サーバーエンジニアリング・ゲームシステム)の2人によって作成されている。このゲームは、あくまでFANBOXにおける支援へのお礼という位置付けであり、無料で遊ぶことはできないが、有料のゲームという訳でもない。冒頭に書いたように、現在β版への参加は既に締め切られており、第1回のミッションの結果が出るのもこれからだが、今までにないPBWの形であり、今後を見守っていきたい。