PBWプラットフォーム『アルパカコネクト』が、8月30日にサービス開始から3周年を迎えた。これに合わせて、さまざまなイベントが用意されていた。本記事では、3周年記念商品、3周年記念イベントの実施。3周年記念イベントには含まれていないが、関連する出来事として、公式オフ会「アルパカフェスタ」の開催、そして新しいPBWタイトルの発表について紹介する。
3周年記念商品の販売
3周年を記念して、クリエイターが制作する3周年記念商品や、3周年に合わせたグッズ販売が行われた。
アルパカテーラーでの記念商品
イラスト、ボイス、ノベルについて、アルパカコネクトの登録クリエイターにより制作される記念商品が用意された。
- 「集合イラスト2023(パレード)」
- 「システムボイス10、25、50」
- 「キャラクターノベル(グランド)」
「集合イラスト2023(パレード)」は、パレードをテーマに1~10名を描く商品。ギャラリーではイラストに限定のイベントロゴが付いて記念日を盛り上げる。キャラクターページに設定できる背景フレーム画像の特典がつくほか、運営手数料がかからない商品として設定されているため、ユーザーは比較的安価に依頼をすることができる。特典のフレーム画像はボイス、ノベル商品と共通。
「システムボイス10、25、50」は、短めのセリフをボイスアクターが演じる商品。ソーシャルゲームの登場キャラクターになった体でのセリフを依頼する。10文字であれば100AC、50文字でも500ACと格安の価格設定であり、気軽に自分のキャラクターに声をつけることができる。なお、ACの購入には最低1,500円が必要で、換算は1,250ACとなっている。6種類の発注タグ【ホーム画面】【読込中】【ゲーム開始】【はじめまして】【勝利】【敗北】のいずれかを指定することで、3周年イベントの項で後述する特設サイト「アルパカ年鑑2023」で、キャラクターイラストとともに掲載される。
「キャラクターノベル(グランド)」(通称「グランドノベル」)は、アルパカコネクトが運営する全てのワールドの垣根を越えて描かれる群像劇。発注文の文字数が150文字以内、価格も500ACで、気軽に参加できるものとなっている。運営に対する発注となり、ライターの指定はできない。商品紹介ページで導入ノベルも用意されており、【A】アルパカ牧場で遊ぼう!【B】貸し切り、スパリゾート・アルパカ!【C】アルパカロードでパレード!のいずれかのスポットを選んで発注を行う。
自分は今回、「アルパカロードでパレード!」に参加しました。昨年も短い発注文から、キャラクターや他の参加者さんとの交流を掘り下げていただいて満足度が高かったのですが、今年は「あらゆるをおまかせ、NGなし」という完全に投げっぱなしの依頼文にもかかわらず、キャラクターが楽しそうに動いていて、想像を超えた出会いもあって、楽しかったです。https://alpaca-connect.com/gallery/91156
あらゆるをおまかせでお願いします!!NG特になし。その場のノリや雰囲気を楽しみたい、元気いっぱいで礼儀正しい、素直で良い子です。他キャラクターとの絡みや連携を是非お願いします。素ボケやツッコミ、マジレス等。人見知りはあまりしません。プレイヤーもキャラクターも、このパレードを楽しみたいと考えています。
アルパカコネクト年鑑2022
昨年の年鑑、「アルパカコネクト年鑑2022」を物理書籍として発刊。アルパカコネクトのBoothで購入することができる。797名のキャラクターを収録し、各PBWのシナリオ・イベントの振り返り、『ホワイトレター』で毎月のイラストとノベルを担当していたハレのちハレタさんと九弐ニデルさんの対談、井上ラーさんとムジカ・トラスさんの対談、ピックアップしたクリエイターへのインタビュー記事も掲載。
Web版の「アルパカコネクト年鑑2022」は、2周年記念サイトからアクセスできる。
アルパカコネクト3周年を記念グッズは他に、「アルパカTシャツ2023」も販売を開始した。
3周年記念イベントの実施
3周年を祝して、さまざまな記念イベントも実施された。2周年に引き続き、この1年間のキャラクターを掲載したアルパカ年鑑プロジェクトや、生配信「アルパカコネクトTV」が実施された。
アルパカコネクト年鑑2023
「アルパカ年鑑2023」は、この1年間に活動したキャラクターを、イラストと任意のセリフ、3周年記念商品のシステムボイスとともに、特設サイトに掲載する。費用は無料だが、掲載申請には2022年9月以降に納品された全身イラストが必要。ハロウィンや、エイプリルフールイベント「電脳戦潜アプリェーリ」のイラストでも申請できる。8月1日から受付を開始し、3周年記念日の8月30日にサイトを公開。9月15日に受付終了した。
9月以降に『ホワイトレター』でイラスト(フル)を発注しておらず、『電脳戦潜アプリェーリ』のイラストが唯一のフルだったため、『ホワイトレター』のリュリュ=ソレイユではなく、強化人間【デュープ】の姿のイラストで登録。普通の『ホワイトレター』のキャラクターに混じるのか、他にデュープ姿の人がいなかったら浮くなあなどと不安を感じながら登録しましたが、NPCの月鈴さんをはじめ、デュープ姿の人も珍しくはなかったですね。
アルパカコネクトTV
ツイキャス上で行われた社長の井上ラー氏による生配信「アルパカコネクトTV」では、アルパカコネクト3周年記念として1時間半弱の配信を行った。放送はアーカイブされている。
- 各ワールド振り返りと今後の展望
- 予定している新機能について
- オフラインイベント「アルパカコネクトフェスタ」について
- 新ワールドについての情報
公式オフ会「アルパカコネクトフェスタ」
10月8日には、東京・浅草橋で公式オフ会「アルパカコネクトフェスタ2023」が開催。アルパカコネクトが公式オフを開催するのはこれが初めて。
入場料は1,000ACで、サークル参加は入場料免除。サークルはアルパカコネクトに登録するマスター、クリエイター、そして参加プレイヤーが応募可能で、アルパカコネクトのPBW以外の頒布物も頒布可能。12のサークルがサークル参加した。公式ページには参加者リストが公開され、マスター、クリエイター、キャラクター名がアイコンとともに表示された。
2つの新作PBWの発表
さらに、3周年を迎えたアルパカコネクトからは、アルパカコネクトTVとアルパカコネクトフェスタで、2つの新規PBWの制作と概要が発表された。『東京インソムニア1999』と『BullShit★Break!!』の2つのタイトルが新たに加わる。
『東京インソムニア1999』は、1999年の「東京」を舞台に、繰り返される滅びの運命に抗うロールバックPBWと発表されており、現在稼働中のノベルPBW『東京インソムニア』と一部の世界観を共有するシナリオ型のPBW。2023年11月中にキャラクター登録を、1月からシナリオを開始する予定。
もう1つの『Bullshit☆Break!!』はファンシー×ダークな魔界戦記もので、『ホワイトレター』に続きPBM型のPBWとして予定しており、シナリオは全8回を予定。2023年内に開始予定。
『東京インソムニア1999』は、既にティザーサイトが公開されている。魔界戦記モノの方は、アルパカコネクトTV内の情報が現時点の公開情報ではいちばん詳しい。
『アニエピカ』と『ホワイトレター』の2つのワールドの終了が近づいており、新規プレイヤーの導入を促進するための措置としても、今後の展開にも期待が高まる。