『童話画廊』1期、AP配布を終了 -次期は2024年以降-

『童話画廊』のキャラクターの「戦闘設定」ページのスクリーンショット(8月6日撮影)。
キャラクターイラストは『童話画廊』中のストーリー挿絵も描かれているぐりーんさむさん @Greenthumb_El

AP制ゲーム『童話画廊 – Fairytale Sketch –』のAP配布が7月31日で終了した。キャラクターの能力値の成長はなくなるが、引き続き公開済みの各コンテンツを遊ぶことは可能。

『童話画廊』は「メインストーリー(攻略戦)」や、NPCの敵と戦いながらスキルを覚えたり能力値を伸ばしたりする「通常戦」と「攻略戦(メインストーリー)」、他のプレイヤーキャラクターとの練習戦などがメインのゲーム。GMは『Stroll Green』『Stella Board』『Colorful OneRoom』等の製作・運営をしてきたヒサギさん。プレイヤーキャラクターは何らかの「お話の中の人物」で、他の物語と出会い、戦い合い、絵画として記録していく。戦闘があるヒサギさんのゲームの特徴でもある「タイプシステム」は『童話画廊』でも採用されており、「頑丈」「闘志」「華麗」などの戦闘における個性を発揮し、取得したスキルを駆使して戦う。「ステップスキル」と呼ばれる必殺技や、他のキャラクターのスキルに続いて発動する「コネクトスキル」による連携が戦闘を盛り上げる。

交流面では、他のキャラクターを連れ出して最大5人PTで戦闘を行うことや、「童話画廊」内の各プレイスや、ルームを作成して他のキャラクターと会話をすることが可能。チャットで返信があったときにDiscordで通知を受け取ることもできる。

今作のエピローグは、公開されているメインストーリー(攻略戦)をクリアしていくことで閲覧できる。新規登録・復帰した場合のAPも当初から参加しているキャラクターと同じだけのAPを持ち、サイトが公開されている限り、自分のペースで最後まで1期のストーリーを楽しむことができる。

『童話画廊』の次期は2024年以降に開催予定。1期では途中で追加された、プレイヤーが公開できる「物語戦」も当初から開放される予定。また、『童話画廊』は、交流ロールサイト『Clip Traveler』のように常設するゲームとして位置付けたいとしている。

7月23日の「お知らせ」によると、1期のストーリーは「中断」扱いで、次期については前半はほぼ同じストーリーに沿い、その後の「攻略戦」やストーリーは次期用のものとして進行する予定とのこと。次期には1期と同じキャラクターで参加しても、別キャラクターで参加しても良い。

今作で初登場の戦闘ログの演出等を行う「バトルプレイヤー」は、課題が多いため、「特別なことがない限り撤廃や簡易化を検討」しているとのこと。バトルプレイヤーでは結果を動的に表示して、戦闘の流れに沿ってダメージやステータスの変化が表示されるほか、キャラクターの手番が来た際には、戦闘画面右側に縦カットイン画像を表示する要素もあった。一方で戦闘結果を見終えるまでの時間がかかり、動作も重いという難点があり、バトルプレイヤーの設定変更や、最初から全てのログ(と戦闘解析)を展開した状態でページを開く新しいモードも途中で追加されていた。

ヒサギさんは今後、2023年9月末以降に新作『Supernal Blue』の試遊会(テストプレイ)を予定している。『童話画廊』のチャット機能部分を取り出したような、キャラクター交流サイト『Clip Traveler』も引き続き稼働中。

『Supernal Blue』のゲーム紹介 (C) Hisagi & CloveR Steps.

関連記事