「ないものは自分でつくる」PBWプレイヤー・由良辺みことさんインタビュー

ボイス商品の使いどころ-フレンドへのメッセージにも

――由良辺さんは、ボイスアクターとしても活動をされています。PBWにおいても、イラストや小説に比べると新しい分野だと思いますが、PBWでのボイスの使いどころはどのような場面がありますか?

由良辺:PBWにおいてボイスの使いどころは、プラットフォームにもよるのかなと思います。

 たとえば、私がボイスアクターとして活動しているプラットフォームでは、キャラクターのフレンドごとに「ボイス商品」を設定することができます。こういった場合ですと、フレンドに向けたメッセージボイスなんかもつけられますから、キャラクターさんたちの関係性がよりわかりやすく、イメージが湧きやすくなります。フレンドのお誕生日に合わせてサプライズメッセージという、手のこんだこともできちゃいます。

 季節に合わせてプロフィールページに設定するボイスを変えたり、キャラクターの心境の変化を表現したり……という使い方もありますよ。

 また、キャラクターにボイスがつくことで、こちらもまた、経験してみないとわからない感動があったりします!

──キャラクターに声がついたり、ボイス付きのメッセージをやりとりしたりというのは、自分もPBWを始めて感動したことですね!

「此方 彼方」と「皇 イツカ」の関係性を表している画面のスクリーンショット。呼び方や関係を設定できるほか、ボイスを設定することができる。スピーカーのマークを押すと流れるボイスは、下の「ボイス動画」の音声だ。
由良辺みこと/東京インソムニア/(C)アルパカコネクト
PBWの中には、このように画像と音声を組み合わせた動画をダウンロードできるサービスも登場。
SNS等への投稿・共有も容易になった。由良辺みこと/東京インソムニア/(C)アルパカコネクト

さいごに

――最後に、由良辺さんから「Rの手記」の読者に伝えたいことがあれば、教えてください!

由良辺:私から読者さんに伝えたいことがあるとすれば「定期更新型ゲームとPBWは、かなり近しいあそび」だということです。ですから、もしすこしでも興味を持っていただけたのなら、おそれずに「えいや!」と飛びこんでみてほしいということでしょうか。

何事も自分でふれてみなければ、ほんとうの魅力には気づけません。
それに、もしも合わないと思ったら、無理に続ける必要もないのですから!

由良辺みこと

創作好きで、普段は小説やキャラクターイラストを描いたりしています。

PBWプラットフォーム「アルパカコネクト」では、「ライター」、「イラストレーター」、「ボイスアクター」、シナリオやリプレイを執筆する「マスター」、そして「プレイヤー」と5つの立場で参加。執筆の際には、読みやすく親しみやすい文章になるよう心がけています。

PBW全体としては、自分のペースで10年以上あそび続けています。プレイヤー兼クリエイターとして、みなさんの日常にも、PBWの「たのしさ」をお届けするお手伝いをさせていただけましたら、うれしいです。

また、Skebなどのコミッションも受けつけていますので、お気軽にどうぞ。